狭小住宅プラン

狭小住宅 間取り プラン:15坪・螺旋階段のある家 木造3階建て住宅

光と風を導く螺旋階段で省スペース
3つの空間をコンパクトにまとめた3階建て
狭小住宅 間取り プラン:15坪・螺旋階段のある家 木造3階建て住宅

風と光を螺旋階段で導き、室内を明るくさわやかに演出します。2階にある広いウッドデッキテラスは、折り戸を開け放てばリビングとひと続きになります。
また、キッチンと浴室が近く、家事のしやすい動線は奥様にも嬉しいですね。

南側には木製スノコ床と目線を遮るルーバー手摺のウッドデッキテラスが大きく張り出しています。南壁の素材はジョリパット櫛引仕上げ、他はメンテナンスとコストを考慮し、ガルバリウム鋼板葺き。螺旋階段ホールの光と風を取入れる大きな親窓がポイントです。3階窓下には植栽スペースも用意しました。

間取り図
  • 断面図
    断面図
    斜線制限の範囲内で、できるだけ高さや容積を確保することを意識した結果の傾斜天井ですが、その形状を活かして個性的な空間構成を実現しています。
  • 【1階】
    玄関ホール : 階段ホールから太陽光が降り注ぎます。
    アトリエ : ホールの奥に3帖の個室が用意されています。

    【2階】
    LDK : テラスの折り戸を開け放せば16.5帖の広さの空間になります。
    洗面脱衣・浴室 : ホールからもトップライトからも太陽光を取り入れ、明るさを演出します。
    ウッドデッキテラス : 床はスノコ状の面積に含まれないテラスです。リビングからの広がりを楽しめます。

    【3階】
    子供室 : 南面にある大きな窓と、傾斜天井の効果により、明るく開放的な空間となっています。
    固定ベッド : 傾斜によって生まれたスペースを利用したベッドです。跳ね上げることが可能です。
    ベッド下収納 : 床レベルを2段にして、面積に含まれない秘密の空間を作り出しました。
  • 2Fキッチン側からリビング、テラスを観る
    2Fキッチン側からリビング、テラスを観る
    13.5帖の広いとは言いがたいLDKですが、床の高さを合わせたウッドデッキテラスの折り戸を開け放せば16.5帖となるつくりになっています。
    高天井、螺旋階段の吹抜けなどにより、実際より広く感じられる空間となっています。
  • ■2Fテラス側からダイニング・キッチンを観る
    2Fテラス側からダイニング・キッチンを観る
    東側壁面、対面キッチン壁面、奥の壁面など、壁面を有効活用するための造り付け収納、食器棚等を用意しています。また天井の段差を利用してエアコンを隠して付ける計画です。
コンセプト

都心の狭小地の厳しいいろいろな制約、敷地形状、予算に逆らわずにスマートに考えた、シンプルで無駄のないプランです。
1階はプライベート空間、2階はパブリック空間、3階は子供たちの空間と考え、コンパクトにまとめました。

シンプルで無駄のない間取りプラン■螺旋階段がシンボル
狭小空間には、省スペースの螺旋階段が有効です。
階段ホールは太陽光と風の通り道としても機能しており、住宅全体を明るく快適にするのに一役買っています。
南面の大きな壁窓から、2階洗面脱衣室、1階玄関ホールにまで光を導きます。
また天井扇と換気窓により、空気の流れも生まれるよう考えています。■家事動線と壁面収納
狭いながらもテラス側を見ながら作業のできる対面キッチン、その背面全面に造り付けの食器棚、奥様に人気のパントリーを設置しました。その脇には脱衣室があり、洗濯、物干はウッドテラスの手摺下と浴室のトップライト下に取付金具を用意しました。
キッチンと水廻りの場所を近くにすることで、家事動線がシンプルになり作業しやすくなりました。■2段床の個性的な子供部屋
厳しい斜線制限ぎりぎりの屋根の形状そのままの3階子供室は、その高さを利用して床レベルを2段とし、その上に固定ベッドを用意しています。
ベッド下の空間は収納スペースでもあり、子供たちの秘密基地ともなります
敷地概要・建築概要
  • 構造・工法

    在来軸組工法

  • 敷地面積

    50m²(15.15坪)

  • 施工床面積

    77.3m²(23.4坪)

  • 建築面積

    29.4m²(8.9坪)

  • 家族構成

    夫婦+子供2人

  • 道路面

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