3階建ては、地震時に2階建てに比べて1階部分により大きな負担がかかります。また1階は駐車スペースもあるため、2階・3階より面積が小さい構造にしたので、木造だけでは耐震壁の確保が難しいと考え、1階を鉄筋コンクリート造、2・3階を木造としました。
最上階は厳しい斜線制限を逆手にとって、アーチ状の屋根としました。子どもたちの秘密基地の雰囲気を演出しています。
狭小住宅 間取り プラン:14坪・木造+RC造の3階建て住宅
生活の変化に柔軟に対応できる間取り
都会でゆったりと住み続けるための3階建て
都会でゆったりと住み続けるための3階建て
家族の生活の変化に柔軟に対応できる間取り。
家族の気配を感じ取れる工夫が随所に見て取れます。
バルコニーはリビングがそのまま広がったようなイメージでつくり、実際より広く感じる空間になりました。
間取り図
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断面図・立面図
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間取り紹介【1階】
ポーチ : 雨に濡れない玄関ポーチと自転車置き場
玄関 : 将来、体が不自由になっても住み続けられるように、上階へのいす式階段昇降機の設置スペース(乗り場)を考えてあります。
浴室 : 1坪の大きさの浴室からは坪庭が望めます。
寝室 : 寝室は就寝のための必要最小限のスペースにとどめ、クローゼットには余裕を持たせました。
【2階】
リビング : 一体感のあるリビングとバルコニー。西側は開口部を持たせず、西日を遮ります。
階段 : リビング・キッチンからも見える、視線が通る階段。
トイレ : 生活の中心となる2階の目立たない位置に設置。
【3階】
吹き抜け : 高い位置からも光を入れて、階段まわりなど奥まで明るく。
フリースペース : 将来、子供部屋として分ける場合は間仕切り壁を入れられます。
納戸 : 通常はデッドスペースとなってしまう空間を有効活用。天井は低いですが、収納スペースとして活用できます。 -
キッチンからダイニング・リビングを見たところ。キッチンは南向きのカウンタータイプで、全体が見渡せます。リビングの南の壁はあえてふさぐことで、外からの視線を遮りプライバシーを確保。
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リビングからダイニング・キッチンを見たところ。南東の大きな開口から明るい光と風が入ります。2階は生活の中心です。ほぼワンルームの空間となるよう、バルコニーはリビングがそのまま外に広がっていったようなイメージにしました。
コンセプト
家族の生活の変化に柔軟に対応していける
おおらかな住まい。
3階に想定している子供部屋は、現在は間仕切りはなく広い空間ですが、必要に応じて間仕切りを入れて個室を作れるようになっています。
これから生まれるお子様と、成長してからもコミュニケーションをとりやすい工夫を集めました。
生活の中心を2階にすることで、寝室や子供部屋から行きやすくする。
リビングのソファー上は吹き抜けで子供部屋につなげ、お互いの気配を感じられるようにする。
リビング階段で、子供部屋に行くときにかならずリビングを通るようにする。
敷地概要・建築概要
- 階数
3階
- 構造・工法
1階:コンクリート 2・3階:木造軸組工法
- 敷地面積
46.84m²(14.19坪)
- 施工床面積
66.73m²(20.22坪)
- 建築面積
28.01m²(8.49坪)
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