コラム
「狭小地」における『木造3階建て』の魅力
  • ■3階建て住宅を建てる意味とは
    ■3階建て住宅を建てる意味とは
    比較的敷地の狭い都市部では、2階建て住宅を建てようとしても1階部分の日照や通風がよくなかったり、1階に車庫(ビルトインガレージ)を設けると、ほかの居室が取れなくなったりするなどの問題が起きやすくなります。そこで3階建てにすることにより、通風や日照の悪い1階を車庫とし、2階・3階を居室とすることができます。狭小地などの限られた敷地面積を有効に利用できるとともに、健康的な生活を送ることが可能になります。
  • ■木造3階建てにすることによるメリットとは
    ■木造3階建てにすることによるメリットとは
    3階建ての建物や住宅はこれまでも特に珍しいものではなく、多くは鉄骨造や鉄筋コンクリート造で建てられてきました。
    木造で3階建てとするのは比較的最近のことですが、その場合、以下のメリットが考えられます。
    ① 部材が軽量なので、運搬や組み立てに大型重機を必要とせず、道路条件の悪い敷地でも建築が可能となります。
    また、建築全体の重量も軽いので、地盤補強も費用等を含め比較的軽微で済む場合があります。
    ② 住宅に求められることが多い木の質感の構造躯体を表すことこともできます。
    ③ 柱や壁のサイズが小さくて済むため、室内面積を有効に活用することができます。
    ④ 間取りを自由に設計(又は変更)しやすいことも魅力の一つです。
  • 11坪の施工例:防火エリアの狭小地に建つ、木造耐火3階建ての住宅
    11坪の施工例:防火エリアの狭小地に建つ、木造耐火3階建ての住宅
    玄関ポーチ脇にはサイクルスペースを確保。1階には収納と水廻り、2階にL.D.Kスペースとし、3階には寝室2室の間取り構成です。
    ・家族構成:2人家族(竣工時)
    ・敷地面積:36.68㎡(11.11坪)
    ・建築面積:23.17㎡( 7.02坪)
    ・延床面積:70.61㎡(21.39坪)
    ・構造工法:木造軸組み在来耐火工法
  • 13坪の施工例:南西の狭小角地に建つ、都市型木造3階建て住宅
    13坪の施工例:南西の狭小角地に建つ、都市型木造3階建て住宅
    外観は直線的なフォルムで縦長のシャープな三連窓をアクセントに設けたシンプルモダンなデザインです。外壁はホワイトをベースにした窯業系サイディングを使用し、木調の玄関扉や三階正面の彫りこまれた壁面とでアクセントをつけ、スッキリと爽やかさを感じるデザインです。
    ・家族構成:5人家族(竣工時)
    ・敷地面積:43.04㎡(13.05坪)
    ・建築面積:31.46㎡( 9.51坪)
    ・延床面積:89.00㎡(26.92坪)
    ・構造工法:木造軸組み在来工法
  • 16坪の施工例:西東京市に建つ、郊外型木造軸組み3階て住宅
    16坪の施工例:西東京市に建つ、郊外型木造軸組み3階て住宅
    シンプルなボーダータイル柄で深くシャープな表情で、シナモンカラーを基調に、オフホワイトカラーのツートーンのサイディング仕上げとし、シックで落ち着きのある郊外型住宅です。
    ・家族構成:2人家族(竣工時)
    ・敷地面積:55.05㎡(16.65坪)
    ・建築面積:37.26㎡( 11.27坪)
    ・延床面積:96.05㎡(29.05坪)
    ・構造工法:木造軸組み在来工法
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