コラム
狭小住宅に木を一本植える
  • 住まいを引き立ててくれるシンボルツリー
    住まいを引き立ててくれるシンボルツリー
    小さく可愛い家が完成し、外構が出来上がってくる頃になると、シンボルツリーの植栽の準備です。シンボルツリーとは、住まいを引き立ててくれる存在感のある木のことで、狭小住宅といわれる小さな家でもできるだけ一本は植えるようにしたいものです。丹念に植えたシンボルツリーはぐっと家らしさを表現できます。
    家族とともに長い付き合いになるシンボルツリーには、ヤマボウシ、ヒメシャラなどの落葉樹がおすすめです。落葉樹のよさは四季を感じられるところです。春には新芽を吹き、夏は青々とした葉を広げます。秋には紅く染まり、晩秋になるとハラハラと散り、冬は株立ちの幹を楽しむことができます。
    さらに落葉樹のメリットは、住まいの暮らしやすさもつくり出してくれます。暑い夏は葉を広げて直射日光をさえぎる自然のパラソルとなり、風が吹けば、サラサラという涼しげな音を奏でてくれます。そして、寒い冬は落葉することで、室内に光をたっぷり注ぎ込んでくれるのです。
  • 木とともに成長する家
    木とともに成長する家
    家に帰ると、玄関先でヤマボウシが出迎えてくれる家はいかがでしょうか。
    樹高6mに達するシンボルツリーは、玄関の真上に位置する2階のベランダからも顔をのぞかせてくれます。
    ヤマボウシは、都会の狭小住宅では、なかなか庭木を充実させるまではいきませんが、たった一本の木があるだけで住まいに豊かな表情をあたえてくれます。年を追うごとに空に向かって成長し、幹を太くしていく木には、いつしか家族の一員のような愛着が芽生えてくることでしょう。
    ちなみに、落葉樹は常緑樹に比べて、秋から冬にかけての落ち葉の掃除が大変なイメージがありますが、実際は反対です。常緑樹はじつは年中、年中落葉しているので、年間を通して掃除が必要になります。落葉樹は秋から冬の一時期に掃除をするだけで済みます。冬を迎える恒例行事と考えれば、暮らしを楽しむ一コマです。
  • 家じゅうの窓から木立を眺められる
    家じゅうの窓から木立を眺められる
    家じゅうから眺められる木があることだけでも、暮らしの趣が変わってくる気がします。
    家事が一段落したあとに、キッチンのダイニングテーブルに腰かけて、紅茶を飲みながらの木の眺めは至福のひと時です。
    中庭のスペースにヤマボウシを植え、ダイニングキッチンやバルコニー、リビング、玄関など家じゅうから木立が見えるシーンにしてみてはいかがでしょうか。
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