コラム
狭小地でも自分たちの好きな暮らしが叶う住まいづくり
  • 狭小住宅っていいものだ
    狭小住宅っていいものだ
    ケイプラスアーキテクト(K⁺A)は「狭小住宅」の専門会社として様々な家(専用住宅・併用住宅・共同住宅)を手がけさせていただく中で、確信へとつながっていきました。
    K⁺Aには首都圏(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県)を中心として様々な悩みや課題を抱えるお客様からお問合せを頂きます。なかでも圧倒的に多いのは「限られた敷地にどうやって理想の住まいを建てるか」というお悩みです。
    たとえ猫の額のような小さな土地(狭小地)であっても「光と風の注ぐ心地よい家にしたい」「家族がゆとりをもって暮らせる住いにしたい」「自然を感じられる家がいい」などとわが家への夢は尽きません。家を建てることは、お施主さまにとっては一生に一度の大イベントであり、ご家族のこの先の幸せを左右します。
    K⁺Aのプロデューサーは、お施主さまが大切にあたためてきた夢を「できない」とむげにするのではなく、「できる方法を考えましょう」と一つ一つ向き合い寄りそってきました。
  • 固定観念を外す作業がたいせつ。
    固定観念を外す作業がたいせつ。
    それはお施主さまとともにこれまでの家や住まいに関する固定観念を外していく作業でもありました。
    たとえば、広さ。一般的には居住スペースは広ければ広いほどよいとされていますが、果たしてそうでしょうか。人が快適と感じるスペースはそんなに単純ではありません。
    本を読んだり、ささやかな趣味に没頭するのに、広々とした部屋は本当に快適でしょうか。本当は2畳ぐらいの畳の間が、自分にとっていちばん居心地がよいと感じるスペースかもしれません。
    家族がそろって食事をするのに、大きくて豪華なダイニングルームは必要でしょうか?食事をとる広さは、4人家族ならば3畳のスペースがあれば十分です。4人が座れるダイニングテーブルを一つ置けば、家族は寄り添うことができて十分に幸せかもしれません。
  • 理想の家は、世間一般の概念にとらわれない。
    理想の家は、世間一般の概念にとらわれない。
    ハウスメーカーのモデルルームにあるような、広い玄関やリビングがあって、ダイニングがあって、キッチンがあって、お風呂があって、トイレがあって、寝室や子ども部屋がある「必要な部屋は全部そろいました。収納もたっぷりあります」というような家は、はたして皆さん一人ひとりにとっての「理想の家」「理想の住まい」「理想の住宅」でしょうか?
    狭小地・変形地・密集地に小さな家を成功させるためには、何となく思い描いていた世間一般の概念にとらわれていると、玄関、洗面所、各部屋のクローゼット、リビングなどの各パーツをぎゅうぎゅうに詰め込んだだけの、せまくて住みづらい家ができあがってしまいがちなのです。
    小さな家づくりは、その一つ一つのパーツをまず疑ってみることから始めます。
    たとえば、玄関です。小さな家では、どうしても玄関は小さくせまいスペースになってしまいます。されなら、玄関とテラスとリビングをまとめてしまったらどうでしょうか。あるいは、玄関と階段室を一体化してしまう方法だってあります。
  • 固定観念を外した状態で、あらたに家の構成をくみ上げてみる。
    固定観念を外した状態で、あらたに家の構成をくみ上げてみる。
    各部屋にクローゼットを付けるだけの余裕がなければ、家族共有のウォークインクローゼット(歩いて入れる便利な収納スペース)で一括管理してしまう方法があります。そうすれば、子ども部屋も洋服で散らからないし、お母さんも洗濯の行き来がずいぶん楽になります。
    建ぺい率(敷地面積に対する建築面積の割合)の関係で、リビングがせまくなってしまうならば、リビングの延長にテラスをつなげてみてはどうでしょう。
    大きな掃き出しの窓で解放感を出し、テラスとリビングの床の高さや色のトーン・素材をそろえることで、まるでテラスがリビングの一部のように見えてきます。
     こんなふうに家に対する固定観念を外していくと、その人にとっての「理想の住まい」がだんだんと明確になっていきます。「この部屋はうちには必要ないかもしれない」「家じゅうの収納は一ヵ所にすべてまとめるといいかもしれない」と自由な発想が生まれてくるのです。それが、その方にとっての本当の住みやすい家のかたちです。
    固定観念を外した状態で、あらたに家の構成をくみ上げてみると、ただ単にスペースのムダを省くだけでなく、この家族にとってより暮らしやすい家、より心地よい家ができあがってくるのです。
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