借入金利は上がり続けるのでしょうか?
2013.06.04三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の3大銀が、6月適用の「固定型」住宅ローンの金利を
最大0.2%程度引き上げる方針を出しました。
指標となる長期金利の上昇に伴う措置で引き上げは2カ月連続です。
安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」の第1の矢となった日銀の新金融緩和は、円安・株高を演出しているが、その一方で、国債市場は落ち着かず、住宅ローンがあおりを受けている形となっているようです。
3行は市場実勢に応じて、主力の10年固定型の最優遇金利を0.2%程度上げ、年1.6%前後とする方針です。月内に順次発表する。過去最低だった昨年12月水準(1.3%台)に比べ、約0.3%の上昇となります。
しかし各行は、借入時の金利が相対的に低い「変動型」を、実質1%程度に据え置く見通し。
利用者は新規契約や借り換えの際に、慎重に検討する必要がありそうだ。と新聞掲載されました。
今年で26年間、住宅業界に籍を置いておりますが、慣れとは恐ろしい物で住宅金融公庫固定金利5.5%も昭和50年代の大手都市銀の金利14%(不動産併用)の時代を知ってしまっている為、まだまだと思えてしまう自分がおります。しかし、現在お建て頂く施主様方は、現在の収入に見合う支払い計画でご建築される事になり、低金利と言えどもここからの金利上昇は家計に打撃を与える事になります。
消費税増税に伴い、先行建築需要の高まる時期に入っておりますので、金利下降は当分見込めないと思います。変動型も順次金利上昇すると考えますと、住宅ローンを抱える1人の消費者として、
且つ住宅に従事する者として、もしも今、借り換え、新規にて選択を迫られてる方がいらっしゃるのであれば,
可能な範囲で固定金利を採用し、変動金利割合を下げて借入する
「固定、変動併用策」にて様子を伺う形態が得策かと考えます。
あくまでも個人の見解ですが・・・
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