将棋の世界
2011.01.10プロデューサーの暮石正直です。
前回の続きになりますが、今回は私が感じる将棋の魅力について書かせて頂きます。
その前に、将棋についてあまり知らないという方に簡単にルールをご説明したいと思います。
盤面に駒を並べて2人で交互に行います。歩をはじめ金、銀で王様を守りながら飛車、角の
大駒を使って攻め込み、要するに相手方の王様を取ると勝ちというゲームです。
この王様を取る、という行為を将棋の世界では「詰む」と表現しています。
このようにルールは至ってシンプルですが、相手の王様を詰ませるのに、いくつかの攻め方や
守り方があり、こうすれば有利であるとか不利であるとか、決まったものがありません。
もう、私が感じる将棋の魅力がなんとなく分かったかと思いますが、相手の指す状況に合わせて
戦法を変えたり、急戦といって王様をきちんと囲まないで戦いが始まったり、有利に指していても
少しのことで不利になったりと、その時の状況で変化することや、妙手と言いますが一見平凡な
指し手が、何手か進むごとに勝敗を分ける一手であることが判ったり、今現在に至ってもこれと
いった答えが見つからないほど、奥が深いものであるところに非常に興味を覚えます。
将棋は王様を詰ませれば勝ちとなることから、よく詰め将棋がいくつか問題として出されます。
詰め将棋には簡単な3手詰めからありますが、高度なものになると13手詰めにもなります。
この13手詰めの問題まで簡単に出来るようになると、有段者の実力があることになります。
初心者の方は3手詰め、5手詰めからやっていくと楽しくできると思います。
私もたまに詰め将棋をやります。
5手詰めの問題も中には時間が掛かってしまうこともあります。以前はこんな事なかったのに、と
思っていても、いつのまにか考えが硬くなっていることを自覚します。時々この詰め将棋をして
頭を柔らかくしようとしています。
今、住宅の仕事をしていて感じていることですが、情報がどんどん新しくなって、毎日のように
変化しています。自分の頭が柔軟に受け入れられるように心掛けたいと思います。
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