夢
2016.02.12吹野です
休日の朝、新宿で用事を済ませ帰り際に通りかかった東京駅を下りた。
皇居に向かった。正確には江戸城跡。
2月まだ寒い。風も強い。お濠沿いにジョギングランナーに抜かれながら散歩。
平川門から皇居の中へ。
皇居東御苑の中にある天守閣跡、石垣が詰まれた天守台が残る。
凜とした空間が心地よい。
瞬間、感動した小説の一説。正月元旦の風習
「黒漆の耳盥 なかには若水が汲まれている
盥の底に縁起もののユズリ葉が一枚沈められていて
海底の青さを思わせるような青い小石が三つ
おもしとして置かれており
水の上には歯朶が
葉先を左にして浮かべられていた。」
胡蝶の夢第四巻77頁