『良きライバルの大切さ』
2013.12.27K⁺Aでチーフデザイナーをしております千北 正(チギタ タダシ)と申します。9回目のブログ投稿です。
12月7日、大学時代(日本大学芸術学部デザイン学科)の同窓生たちと、東京八重洲の東京駅が見下げられる、東京駅丸の内口前、新商業施設 「KITTE」内にある中華料理店で、同窓会を行いました。
私は、母校(日藝)の校友会役員(常任幹事)を肩書に、最近、月に1回ほど集まることが増えてきました。時には、母校の後輩たちの作品プレゼンの講評会にも参加させてもらい、自分自身の勉強にもなり、貴重な体験をさせてもらうこともあります。卒業して、36年が経ちますが、皆それぞれの分野の第一線で活躍しており、自分の旧友としての誇りと、多少の嫉妬心との両面が入り混じった感じも正直あります。未だにライバル意識を持っているのかもしれません。
その中でも、母校の日藝の江古田校舎の教室で勉強した同窓仲間で、一際目立つ良きライバルに、
・世界的建築家で近畿大学工学部建築学科教授の「小川 晋一」氏
・日産「ティアナ」でグッドデザイン賞を受賞したチーフデザイナーの「齋藤 欣一」氏
・サイエンティフィック・イラストレーターで日本大学藝術学部学部長の 「木村 政司」氏
等々、他、同窓生で、まだまだ多くのメンバーが第一線で活躍しています。
皆、デザインという分野で実践活動を含め、大学等での教鞭(教授)も兼ねている者も多くいます。
その、旧友であり同窓生たちに会うたびに、自分自身が、わけもわからず、ライバル心に掻き立てられるのです。未だに、ここのところは、自分は負けないという自負心がよみがえります。
デザインは、企画力・計画力、感覚力・表現力、等々が必要ですが、私は学生時代から、感覚力と表現技術力に関しては、だれにも負けないつもりでいました。
その自信は、今でも失せておらず、それを活かせる職場で、今も仕事ができることに感謝しています。
全部オールマイティーに熟すことは出来ませんが、ここの所は負けないという自信が、自分を未だに支える事が出来ていると思います。
仕事を通してやり続ける事が出来る環境にいることに感謝すると同時に、良きライバルがいることに感謝したいと思います。
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