『施工事例【お宅拝見レポート】の取材を通して。』
2010.09.19我社K⁺Aのホームページに「狭小住宅施工例」と「お客様の声」のページを開設しました。
その取材や掲載をしております千北(チギタ)と申します。
九州長崎の出身です。名前が珍しく、センキタとかチホクとか読まれます。
渾名は、チギちゃんとよく呼ばれています。
ところで、お客様のお宅の取材を通して感じたことを、この場を借りて、書き記したいと思います。現在、我社で設計・施工させて頂いた、お客様のお宅を、3軒ほど並行して取材させて頂いております。お土地探しから、住み替え、建て替え、等々、様々な状況や条件等を含め、マイホームを取得されたお客様の思いは一入です。注文住宅の魅力を、聞かせて頂きますと、子供の成長や、現在お住まいの建物の老朽化による性能、外構・外観デザインからインテリアコーディネート、等々、様々なきっかけを伺うことができます。その中でも、お客様が口をそろえておっしゃることは、まず始めに、設計者の価値観・住まいに対する思想への共感だそうです。価値観の共有ができる、良き設計者との出会いの大切さを強く感じさせられます。当然、会社の規模や実績(信用・信頼)等々も勿論ですが、やはり誂えの服を仕立ててもらうように、住まいに対する拘り(技術は勿論のこと)の価値観・思想に対してお客様は、共感・感動を抱かれていました。特に、思いや、こだわりを含め、料理によく似た、板前のような存在です。決して押しつけでもなく、聞きっぱなしにならず、程よくリードしてくれる。それぞれのシチュエーションを想定し、問題を解決・提案してくれる人です。
お客様である皆様は、自分の家が一番と思っておられることは、当然のことですが、全ての思いと拘りの凝縮であるからこそだと思います。
取材を通して、そのような、お客様のお宅を一軒ずつ拝見させて頂き、お客様の思いを伺える機会を与えて頂いたことに再度感謝させて頂きます。
引き渡しが終わり、そこから、お客様の本当の生活が始まるわけです。引き渡しとは、我々住宅会社にとっても、姿勢新たにお客様への対応をしていくことを忘れてはなりません。本当のお付き合いは、これからと言うことを再認識し、取材させて頂くように心がけたいと思います。
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