nakanishi ブログ

自作の巨大看板

2012.11.05

みなさんこんにちは。工務の中西です。
すっかり秋も深まり、肌寒い季節となりました。風邪なども流行っているようですので、お体には十分気をつけて、お過ごしください。

今回は、展示会用の巨大看板4台、小型看板2台の計6台を有志を含めて4名で作製いたしました。既存のアクリルパネル(2000×600・1200×300)に合わせて、自立発光式の「箱」を作る訳ですが、いくつかの条件をクリアしなければなりまん。

?目立つ看板であること
?見栄えが良いこと
?移動が容易に出来ること
?環境に配慮して永く活用出来ること
?コストを抑えること

等々スタート前の段階から、かなりの重圧にも耐えながら事前に準備をして製作に入りました。

先ず直面したのが、材料を直角に切断する事です。1枚の板から材料取りをする訳ですが、定規を使い作業をしても微妙にズレが生じてしまいます。長さは合っているのか、矩は正確か。ビスを打ち込む下穴の角度、補強金物の取付位置や固定は確実に出来ているか。棟梁であれば、ビスの締め付け具合まで淡々と見える作業も大騒ぎしながら進めていきました。
工夫した点もいくつかあります。アクリルパネルを押さえる材料は、コの字やL型のアルミ部材、木製の押縁を使用して取外し可能にし、パネルの中央付近で幅を固定するための全ネジボルト(照明を点灯した際に目立たない様に)、灯りをより有効にするためのガスレンジシート(光を反射させます)などは、ホームセンターから調達してきました。

さて、出来栄えですが「まあまあ満足」であり、細かな仕上がり部分が気になります。同様の看板を今後、作ることもないかと思われますが、次回製作の際には「より良いもの」を完成させる自信となりました。
私たちが建築させていただいている「住まい造り」でも、同じ敷地や間取りの住宅、お客様(2度目のお客様は年齢等もちがいますので)はおりません。常に改善を繰り返しながら継続し、より良い仕事をしていかなくてはと感じました。

なお、こちらの看板は、東京ビッグサイトで行われる「ジャパンホームショー2012」でご覧いただけます。おひとり様でも多くの方にご来場いただきたく、そのうちの一助になればと願っております。



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