今半
2014.03.04設計の岡です。
新年は毎年、浅草寺での御祈祷から始まります。浅草駅から浅草寺に向かう道すがら、仲見世通りから一本入った通りに必ず足を運ぶ事が自分にとっての年の初めでもある。そこで”今半”という店の名を確認し、暫し足を留める。言わずと知れた”すき焼きの老舗”であるが、その店の名の由来を誰に教わったのか確かな記憶はないが、「今だ道半ば」=「未だ道半ば」=詰まり、現状に満足せず、常に上を見て進む。そんな意味が込められている事を。
この店の前で、昨年の自分はどうだったか?前に少しでも進めたか?自戒の気持ちが持てる時でもある。
毎週月曜日に開かれる全体会議において、弊社のCEOが講和にて話すこと、それは、
「これで良いという事はない。まだまだ上がある。先を前を見よ」
今年は、そう、制振装置MERもバージョンアップしたし、自分なりに懸案であった”木造限界耐力設計”に傾注せねば!
昨年夏ごろ、東京都耐震部会の中で、古民家や寺院の構造設計研究グループに加盟し、徐々にではあるが、宮大工さんが施工する納まり、それが構造上理に適っていることが理解できるように感じられるようになった。JSCA(日本建築構造技術者協会関西支部)監修の限界耐力設計のプログラムを自分なりにカスタマイズして、お客様のニーズに応えられることに、それこそ、”道半ば”の精神で臨みます。